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【初心者向け】DeFiの始め方【仕組みから稼ぎ方まで徹底解説】

CRYPTO DeFi

 
お悩み相談「DeFiってどういった仕組みなの?実際の稼ぎ方や始め方は?初心者にも分かりやすいように教えてください!」

今回はこういった悩みに答えていきます。

本記事の内容

  • DeFiってどういった仕組み?
  • DeFiのメリット・デメリット
  • DeFiの始め方や稼ぎ方

この記事を書いている僕は、実際にDeFiの運用をしています。利益もいくらか出しているので信頼担保に繋がるのかなと。

今回は初心者の方に向けて、DeFiの仕組みから全てを分かりやすく解説していきますね。この記事を読めば、DeFiについておおよその理解を得られます。
さっそく見ていきましょう。

目次

DeFiとは?仕組みや特徴を解説

DeFiの特徴の写真

DeFiとは「Decentralized Finance」の略で分散型金融と呼ばれます。

「分散型金融ってなに?」と疑問に思う方も多いかと思いますが、簡単に言ってしまえば「管理者が存在しない仕組み」です。

通常の金融サービスでは、銀行や政府などがシステムを管理していますよね。それに対して、DeFiには管理者がいないのです。
つまり、仲介業者を挟まずに仮想通貨の金融取引ができます。

DeFiでの取引はすべてブロックチェーン上に記録されます。これは、取引に参加するユーザーが記録を確認し共有して、信頼性を担保しているということです。

このような、仮想通貨のすべての取引を記録・保管できるブロックチェーンをベースとした金融がDeFiになります。

DeFiを始めるメリット

DeFiを始めるメリットの写真

DeFiには、次のようなメリットがあります。

 

  • 時間や金銭のコストを削減できる
  • いつでもどこでも利用できる
  • 最先端のテクノロジーの理解に繋がる

時間や金銭のコストを削減できる

最大のメリットはコストの削減ですね。

先述したとおり、DeFiには仲介者が存在しません。そのため、DeFiでは時間や金銭のコストを大幅に削減することができます。

例えば、従来の金融システム(銀行など)では海外の送金には手続き上タイムラグが発生したり、高額な手数料の支払いもありました。
しかし、すべてをプログラムで動かすDeFiでは、より低コストを実現できるんです。

資産の移動や取引を今までより素早く、そして安く行えるわけですね。

いつでもどこでも利用できる

DeFiは、あらゆる国籍のユーザーが世界中どこでも利用できます。

本来であれば、通貨を引き出すためにATMや銀行に行かなければなりませんよね。
しかし、仮想通貨を保管するウォレットを開設するだけで、世界中のどこでもDeFiを通じて取引が行えます。

仲介者がいないこともあり、24時間365日メンテナンスフリーで半永久的にどこでも取引可能です。

最先端のテクノロジーの理解に繋がる

DeFiは最先端のテクノロジーです。実際に行動を起こすことで、理解が深まり、新たなビジネスチャンスに気づく可能性もありです。

DeFiについて知っている方は多いですが、実際に行動しているのは極一部です。
DeFi始めることで、時代の最先端を生きることができますね。

DeFiを始めるデメリット

DeFiを始めるデメリットの写真

DeFiを始めるデメリットについて見ていきます。下記のとおり。

  • 詐欺被害などが多数発生している
  • 資産を失うリスクがある
  • 利用者が増加するとガス代が高騰して負担が増える

ハッキングや詐欺被害が多数発生している

過去の事例として、DeFiで利用しているウォレットがハッキングされたり、そのプロジェクト自体がハッキングにあったケースがあります。

さらには、DeFiを装って資金をだまし取るような運営による詐欺も横行しているのが現状です。

そのため、好条件だからと言って利益だけを求めるのではなく、セキュリティ対策や運営者などにおいて、ある程度の信頼性が担保されているプロジェクト(取引所)を選ぶのが重要です。

中央集権型ではないことから、何らかのトラブルが起きたとしても全ては自己責任。十分に気をつけるべきです。

資産を失うリスクがある

先述したとおり、DeFiには詐欺やハッキングなどの資産を失うリスクがあります。

それだけではなく、DeFiは仮想通貨の取引において成立しているため、何らかの影響で通貨が暴落すると大きな含み損を抱える可能性もありです。

また、仮想通貨の取引は24時間365日行われ続けているので、価格が気になると精神的に病んでしまうこともあるかなと。

そのため、DeFiを始めるなら、捨てたつもりでお金を入れ、入れた金額なんかは忘れた方が吉だと思います。

あくまでも余剰資金でDeFiを始めるべきですね。

利用者が増加するとガス代が高騰して負担が増える

DeFiを含むブロックチェーンのプラットフォームは、利用者が増えるとガス代(手数料)が高騰する傾向にあります。
現在においても、ガス代が高騰していて、問題視されている状態です。

具体的には、利用者が増えることで、ブロックチェーン上における処理に負荷が高まり、その結果としてガス代が高まるわけです。

1回の取引で数千円から数万円のガス代がかかることもあります。この点に関しても注意必須です。

手数料負けには気をつけましょう。

DeFiの稼ぎ方【2つある】

DeFiの稼ぎ方の写真

ここまでDeFiの仕組みやメリット・デメリットを見てきましたが、ここからは実際にどのようにして利益を出すのかを見ていきましょう。

DeFiを使った稼ぎ方には、主に以下の2つがあります。

  • ①:DeFiに資金を提供する
  • ②:DeFi関連コインに投資する

①:DeFiに資金を提供する

一つ目の稼ぎ方は、DeFiに資金を提供する方法です。
取引所に仮想通貨を貸し出すことにより、高い金利を得ることができます。まさにDeFi(一人ひとりが銀行になる)といった感じですね。

銀行で法定通貨を預けるよりも利回りが高い傾向にあり、年利が100%以上のものもあるため、大注目のシステム。

毎月ごとに金利を受け取れるため、基本放置していればOK。そのため、自分で運用するよりもリスクは少ないですね。

ただし、先述したとおり、通貨の価格変動や資産を失うリスクもあるため、その点においては注意が必要です。

②:DeFi関連コインに投資する

DeFiを活用した稼ぎ方として、運用する以外にDeFi関連コインに投資する方法があります。

具体的には、分散型取引所(DEX)に仮想通貨を預けることで、引き換えに独自に発行される「DeFi関連コイン」を入手できるわけです。

実例としては、CAKEやUNI、SUSHIといった関連銘柄の価格が高騰したケースが多く見られています。

インカムゲイン(仮想通貨の運用益)や、キャピタルゲイン(価格変動による利益)によって稼ぐことができますね。

DeFiの事例【4つのプロジェクトを紹介】

ここからは、DeFiの事例を紹介していきます。事例を知っておくことで、DeFiの仕組みについてより理解が深まるかなと。

  • ①:Pancakeswap(パンケーキスワップ)
  • ②:Compound
  • ③:Uniswap(ユニスワップ)
  • ④:Maker DAO

今回は上記の4つのプロジェクトについて見ていきますね。

 ①:Pancakeswap(パンケーキスワップ)

Pancakeswapは、分散型取引所のサービスのひとつで、独自トークンを発行しています。

仮想通貨取引所の大手で知られるバイナンスが開発・運営している「BSC(バイナンススマートチェーン)」上で稼働しています。

他のDeFiプロジェクトにおいても、このような分散型取引所のサービスは複数進行していますが、その中でもPancakeswapは利回りが高かったり初心者にも使いやすかったりと高い人気があります。
この点に関しては後ほど詳しく解説していきます。

②:Compound

Compoundは、イーサリアムブロックチェーン上に作られた仮想通貨レンディングサービス(DEX)です。

主には仮想通貨の貸し借りをするプラットフォームでして、銀行と同じように預けることで利息を得たり、仮想通貨を担保にして借り入れもできます。

Compoundでは複数の種類の仮想通貨を取り扱っていたり、手数料が比較的低かったりと、利用するメリットは大きいです。

③:Uniswap(ユニスワップ)

UniswapもCompoundと同様、イーサリアムブロックチェーン上で動作する分散型取引所(DEX)の形態のプロジェクトです。

Uniswapでは、仮想通貨の交換(売買)や流動性マイニングによる運用も可能です。

流動性マイニングとは、DEXに流動性を提供する代わりとして、独自トークンや利息を得られる運用方法のこと。

Uniswapの場合、通貨ペアを預け入れることでLPトークン(証明書)が与えられ、さらにそのLPトークンをファーミングする(預ける)ことで独自トークンの「UNI」を受け取れます。

預け入れる通貨の組み合わせによっては、年利100%以上も狙えます。

 ④:Maker DAO

Maker DAOは、ステーブルコインである「DAI」を利用するプロジェクトです。

ステーブルコインとは、その価格が法定通貨と連動するように設計されている仮想通貨のことで、「DAI」に関しても、1米ドルに近い値に保たれています。決済などの日常生活においても利用が進んでいる現状です。

これにより、価格変動リスクは低いですね。

また、Maker DAOでは、独自トークンの「MKR」を発行しており、保有することでプロジェクト運営に参加できるなど、自立分散型の仕組みが確立されているプロジェクトになります。

DeFi初心者に「Pancakeswap」をオススメする理由

DeFiには多くのプロジェクトがあり多数のDEXが存在しますが、はじめのうちはPancakeswapを始めるのがオススメです。
DeFi初心者の方にPancakeswapがオススメされている理由について見ていきます。主に以下の3つです。

  1. 日本語に対応しているため利用しやすい
  2. ユーザー数が多く、ネット上で情報を集めやすい
  3. 手数料が安く少額からでも始められる

日本語に対応しているため利用しやすい

無数のDEX(分散型取引所)が存在する中で、Pancakeswapは日本語に対応しています。そのため、誰でも簡単に操作することが可能です。

日本語で表示されることにより、サイトの使いやすさや見やすさは格段に上がりますね。

その他の海外DEXに触れるよりも、まずは日本語で基本的な操作を覚えることで、DeFiを始めるハードルはかなり低くなるはずです。

ユーザー数が多く、ネット上で情報を集めやすい

Pancakeswapは月間のユーザー数が300万人を超えており、世界で最も使われているDEXです。

海外だけではなく日本人も多く利用していることから、ネット上には多くの情報が飛び交っています。
情報収集をすることでより効率的にDeFiを運用できたり、新たなチャンスにも気づけたりするメリットがありますよね。

情報を集めやすいといった面でも、Pancakeswapがオススメです。

手数料が安く少額からでも始められる

DEXを利用する際に手数料が発生します。Pancakeswapにおいて、この手数料は比較的低く設定されています。

そのため、コストを抑えてDeFiを始めることが可能。DeFiでありがちな手数料負けの対策にもなるかなと。

DeFiの始め方【簡単9ステップ】

DeFiの始め方の写真

DeFiの始め方は下記のとおりです。今回は、オススメのPancakeswapでのDeFiの始め方を見ていきます。

  • ①:国内仮想通貨取引所で口座開設する
  • ②:仮想通貨を購入する
  • ③:Binanceで口座開設する
  • ④:Binanceにビットコインを送金する
  • ⑤:BNBを購入する
  • ⑥:MetaMaskをインストールして設定する
  • ⑦:MetaMaskにBSCを設定する
  • ⑧:BNBをMetaMaskに送金する
  • ⑨:PancakeswapでDeFiを始める

ひとつひとつ、丁寧にやさしく解説していきますね。

①:国内仮想通貨取引所で口座開設する

まずは、国内の仮想通貨取引所で口座開設します。

国内であれば実際どこでも良いですが、初心者の方には「コインチェック」がオススメです。

銀行振込で簡単に日本円で入金可能。
また、ユーザー数が多かったり画面も見やすかったりと取引しやすいです。

レバレッジ取引はできませんが、DeFiを始める上では必要ありません。
口座開設は完全無料かつ10分ほどでできるので、サクッと行ってみましょう。

②:仮想通貨を購入する

口座開設が完了したら、ビットコインを購入していきます。
※BNB(Pancakeswapを始める上で必要なコイン)と変換できる通貨ならなんでもOK。

よくある質問として「DeFiはいくらから始めるべきですか」といった質問がありますが、最初は少額から始めるのをオススメします。

利益を出すためには、ある程度のまとまったお金は必要。ただ、はじめのうちは3万円ほどからでOKです。

というのも、はじめのうちは送金ミスなどで資金を失うリスクが高いです。また、仮想通貨の市場は価格変動が大きいため、通貨が暴落した際は精神的なダメージも大きくなるかと。
そのため、まずは少額でDeFiを始めて、少しずつ運用資金を増やしていけば良いです。

なお、コインチェックで仮想通貨を買う手順は下記の記事を参考にどうぞ。日本円を入金して簡単に取引できますよ。

③:Binanceで口座開設する

DeFiを始める上で、BNBという通貨が必要になります。このBNBは日本の取引所では買えないため、Binanceという海外取引所を利用します。

海外取引所と聞くと、難しいイメージを持たれるかと思います。

しかし、日本語に対応していたり、セキュリティが高かったりと、初心者の方でも簡単かつ安全に取引できます。

口座開設は完全無料で、数分でできるのでまだの方は下記の記事を参考にどうぞ。

④:Binanceにビットコインを送金する

次に、コインチェックで購入したビットコインをBinanceへ送ります。
BNBを入手するために必要な作業なので、ミスがないように慎重に行いましょう。

仮想通貨を送金する際の注意点

仮想通貨の送金にミスが生じた場合、その資産はもどってきません。
送金する際のアドレスに誤りがある状態で送金してしまうと、その資産は消えてしまうんです。

そのため、送金アドレスを慎重にコピペして、一文字たりともミスがないように良く確認してから送金しましょう。

なお、送金ミスが怖い方は、下記の記事にて具体的な送金方法を解説しているのでどうぞ。

⑤:BNBを購入する

Binanceにビットコインが届いたら、ビットコインとBNBを交換(スワップ)します。

なお、交換するビットコインの数量はいくらでもOKです。DeFiにつぎ込みたい分だけ交換してみましょう。
BinanceではBNBと通貨を交換する際に手数料はかからないため、少額から始めつつ数回に分けて交換するのもありですね。

BinanceでビットコインとBNBを交換する手順は、以下の記事でまとめています。参考にしてみてください。

⑥:MetaMaskをインストールして設定する

つぎに、MetaMask(メタマスク)をPC上でインストールします。MetaMaskは、仮想通貨を入れるための財布のようなイメージ。

通貨(BNB)を入れたMetaMaskとPancakeswapを接続することで、DeFiの運用が可能となります。

MetaMaskのアカウント作成は5分ほどで簡単にできるので、さっそく行いましょう。
≫ 【簡単5分】MetaMaskの登録・作成方法

⑦:MetaMaskにBSCを設定する

MetaMaskが作成できたら、MetaMaskにBSC(ネットワーク)を設定します。

BSCとは、バイナンススマートチェーンの略称です。これはBinanceが運営しているブロックチェーンのことで、手数料が安かったり互換性に優れていたりなどの特徴があります。

PancakeswapはこのBSCを利用しているプロジェクトなので、MetaMaskにBSCを設定することでPancakeswapに接続できるようになります。

なお、MetaMaskにBSCを設定する方法は、下記の記事を参考にどうぞ。

⑧:BNBをMetaMaskに送金する

続いて、先ほどBSCを設定したMetaMaskにBNBを送金していきます。

この際も、送金アドレスが正しいかどうかを良く確認してから送金するように気をつけてください。

BinanceからMetaMaskへの送金は簡単です。下記を参考にどうぞ。

⑨:PancakeswapでDeFiを始める

ここまで終えたら、DeFiを始める全ての準備が整いました。
なお、PancakeswapでDeFiを始める手順は以下のとおり。

  • 手順①:Pancakeswapにアクセスする
  • 手順②:Pancakeswapで運用する

まずは、Pancakeswap公式サイトへアクセスしましょう。

なお、Pancakeswapの始め方・運用の詳細に関しては、別の記事にて解説します。

DeFiの始め方に関してよくある質問に回答

DeFiの始め方の写真

DeFiを始めるにあたって良くある質問に回答していきます。

DeFiは儲かりますか?

DeFiは投資である以上、必ず儲かるとは言い切れません。また、新しい技術であるため歴史が浅く、ハイリスク・ハイリターンと言われています。

中には、送金ミスやハッキング、詐欺などによって資産を失うリスクもありです。

そのため、投資は全て自己責任という意識をもってDeFiを始めるべきですね。

DeFiの初期費用はどのくらいかかりますか?

運用方法によって異なりますが、大きな利益を得たいのであれば、ある程度のまとまったお金は必要です。

ただし、リスクがあったりやガス代もかかったりするため、はじめのうちは余剰資金で始めるようにしましょう。

DeFiを始めると税金は発生しますか?

DeFiに限らず仮想通貨で20万円以上の所得が発生すると、雑所得として確定申告が必要になります。

利益が出たら取引の内容を確認して、確定申告を行いましょう。

DeFiは未成年でも始められますか?

DeFiには年齢制限はありません。
しかし、国内の仮想通貨取引所の口座開設は未成年ではできないため、そもそも仮想通貨を購入できません。

どうしても始めたい場合は、親権者の同意を得て代わりに口座開設してもらうようにしましょう。

今回は以上です。ぜひ、DeFiに触れてみましょう。